■2011年08月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人を陥れるのも人だが、人を救うのもまた人である。
生身の人間の熱い思いが人を救う。 キーワードは「生の肯定」である。 無条件の「いのち」の肯定が、 人に限りない悦びと励ましを与える。 人は「自分のいのちが悦ばれている」と感じた時、 信じられないパワーを発揮するものである。 真の愛情で結ばれた人間関係の基本は、 「生の肯定」「お互いの尊重」である。 互いが互いの「いのち」を無条件に認め合う、 この関係が人々に限りない生の悦びを与えてくれる。 「生の肯定の悦び」は、「生きる勇気」に変わるからである。 すなわち、「生の肯定の関係」=「励まし合い関係」と なるのである。
まゆの感想
先日新聞で、震災で両親と自宅を失っても、葬儀の日以外は、
ほとんど休まず、間借りする校庭を使わせてもらいながら、 中学校野球の指導をしている監督が、 なぜ、そこまでするのか、という質問にこう答えていました。 「何かに一心に打ち込める。 それは最高に幸せなことなんだと、 生徒も私も気づいたんです。 勝たせてやりたいんです、こいつらに」 また、震災被害にあった高校野球の選手は、 「こうして生きていて、仲間と野球ができることが 本当に嬉しいんです。今までは野球がヘタとか上手とか、 そんな野球でしたが、今は、いっしょに、 野球することがただ嬉しいです」 と、真っ黒日焼けした笑顔で語っていました。 お互いの生といのちを悦び、互いに尊重し合い、 いっしょに生きていくことを悦び、励まし合う… こんなことを教えてもらいました。 傍らにいる人の「生といのち」大切にしていきましょう。 |
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