■2011年05月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人生には、目標を掲げ、
それに向って頑張るという成長意欲が必要だ。 しかし、ずっと上を見続けていると、人は疲れてしまう。 なぜなら、人生に「あがり」はないからだ。 人生で上を見続けるというのは、頂上のない山を、 上だけ見ながらひたすら登るようなものだ。 これはかなりしんどい。 山登りの楽しさは、高いところから下界を見下ろすことである。 上を見上げれば、まだ果てしなく登らなければならないと思って げんなりしてしまうが、下を見下ろせば、 もうこんなに登ったんだと達成感を得られる。(略) 人は何のために上を目指すのか? 本当は幸せな人生を手にするためであるはずだ。 それがいつの間にか、「上を目指して進むこと」 自体が目的になってしまい、「幸せを感じること」が 二の次三の次に、追いやられてしまっている。(略) この世は、上を見てもきりがないし、下を見てもきりがない。 ただ漠然と上に登っても、そこに幸せはない。 上から下を見たときに、初めて幸せは感じられるのだ。
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