■2011年03月07日の「今日のことば」■
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山を登るのは確かに苦しくて辛いもの。
途中で引き返そうと考えてもおかしくはありません。 でも、ある地点まで上りつめると、 眼下に美しい光景が開けてきます。 そして、頂上にたどり着いて眼下を見下ろしたとき、 すがすがしい気分を味わい、苦労して登った甲斐があったと、 心の底から思えるようになるのです。 こうした苦労をしないで、ヘリコプターなどで瞬時に 山の頂上へ移動したらどうなるでしょう。 おそらく充実感もなければ、満足感も味わえず、 感激だってそんなにないのではないでしょうか。 人生も同じで、困難や苦痛を乗り越え、 ついには目標を達成するところに真の意義があります。 それに(これがもっとも重要なことですが)こづかれ、 責められ、何度も失敗することで、その人の能力が開発され、 人間性が鍛えられ、成長、発展していくようになるのです。 人生の「登山」楽しんでいきましょう。
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例えば、自分が手間暇かけて大切に育て上げてきた野菜は、
育ったときに本当に嬉しく誇らしげな気持ちになる。 土を混ぜたり、虫と格闘したり、栄養をあげたり、 病気と戦って育てた途中経過があるからだ。 だから、自分の作った野菜は最後まで無駄なく食べたいと思う。 そして、野菜を育てるのは、手間暇がかかり大変なことが わかるので、市販の野菜もていねいに扱い、 無駄なく大切に食べようと思うようになる。 昨今は、合理的なこと、手間をかけないこと、 手間がかからないこと、すぐにできることなどなど、 どちらかというとすぐに頂上に行くこと、途中経過を すっ飛ばしてやることがよしとされているように思える。 もちろん、そのようにやることが必要なこともあるが、 こと人間関係や自分の人生を生きることに関しては、 手間や時間がかかっても、はしょらず 途中経過を体験していくことは、とても大事なことだと思う。 その途中でこそ、智恵が見つかり、生き甲斐も見つけ、 回りの景色にも気づき、大切なことも気づき、視野が広り、 タフな逞しさが身に付いていくように思うからだ。 |
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