■2011年03月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人間関係で相手のペースに巻き込まれ、
自分の方がおかしいのかな、間違っているのかな、と、 思うようなとき、それはたいてい相手に問題があるものです。 というのは、自分がおかしいのか、間違っているのかという 問いは、ある程度自分自身を客観視する目を 持っている人でなければできないことだからです。 自分自身の日頃の言動と自分を眺めるまなざしの間に、 距離がなければ、自分が何をやっているのかわかりません。 その人の人間性は、どのくらい自己観察ができているか、 というところに、表れてくるものです。 自分との距離がなければ、人は物事に対して自動的に反応し、 自分が何を言っているのかその意味もわからずに、 思いついた言葉を発し、行動することになるのです。
まゆの感想
周りが「今この場で言うことではない」と思うことを、
平気で言って、その場の流れを平気で壊したり、 言っていることとやっていることが全然違うのに、 他人の言動を非難したり、偉そうなことを言う人など、 「この人問題があるなぁ」と感じるような人がいます。 そういう人たちは、自分が周りの人たちに どういう印象を与え、影響を与えているか、 全く無自覚で理解していないような人が多いように思います。 そして、さらに、 「問題があるのは周りであって、自分ではない」 と、思い込んでいます。 つまり、自分を客観視できていないということです。 自分が見えていないのですね。 以前、心理学の先生に、こんなことを教わりました。 「今の、全く同じあなたがもう一人いるとして、 そのあなたとあなたはお友だちになりたいですか? そのあなたに仕事はまかせますか?相談事をしますか? 楽しいときをいっしょに過ごせますか? これは、自分を客観視してみるのにとてもいい方法です」 自分を客観視するのは、なかなか辛いしパワーがいるけれど、 自分が成長するためには、必要なことだと思うのです。 |
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