■2010年11月10日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
テレビの番組で、骨董家の中島誠之助さんが、
興味深いことを話していました。 プロの骨董家とアマチュアの骨董好きには、 大きな違いがあるというのです。 アマチュアは、大金をはたいて骨董品を購入しても、 あとで偽物とわかれば、文句を言って お金を取り戻すことができる。 ところが、プロは目が利かなかったことを 笑われるだけで、泣き寝入りするしかない。 だから、偽物をつかまされる苦い失敗を重ねるたびに、 「なにくそ、もう騙されないぞ」 と目利きの修行に励むというのです。 失敗を失敗と認めた上で、同じ過ちを 二度と繰り返さない決意が生まれ、 そこから骨董道を深める第一歩が始まるわけです。
まゆの感想
「この失敗を2度と繰り返したくない!」
と決意すれば、その失敗から、必ず何かを学び、 次から、自分になりに工夫したり、考えたり、 気をつけたりして、同じ失敗をしないようになる。 その失敗を「活かせる」のだと思う。 ところが、自分の失敗を認めず、否定し、 同じ失敗を何度も何度も繰り返す人もいる。 何度も同じような失敗を繰り返すということは、 その「失敗」から、何も学んでいないことに等しい。 自分の失敗をちゃんと認めて、受け止めないと、 何度でも同じ失敗を繰り返す。 そして、同じ失敗を繰り返していれば、笑われる。 失敗は痛い。 認めることも直視することも辛い… しかし、ここから成長が始まると思うから、 ここは、すっきりと気持ちを切り替えて、 「この失敗から、何を学ぶか」 「次に失敗しないために、何をすればいいか」 「この失敗の元は何か。解決できるか」 そんなことをしっかりと考えていきたい。 そうすれば、何度も同じ失敗をしなくなるし、 その失敗を無駄にせず、活かしていけるから。 |
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