■2010年10月21日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
あたり一面草だらけでした。
草を刈っても刈り取ってもいっこうに終りませんでした。 疲れた百姓は、 「もうやめた、こんなに刈ってもこのありさま。 いっになったら刈り取ることができるのか。 疲れてしまうだけ損だからやめる」 すると、神様が、 「目がいやだいやだと言っているのです。 周りを見ないで、手だけ動かしなさい。 いつの間にか草はなくなります」 お百姓はその言葉を信じて、草を黙々と刈り取りました。 驚いたことに、気付いてみるとあの草だらけの地面が、 いつの間にか、きれいに刈り取られていました。 これをそのまま人生に置き換えてみてください。 私たちがあきらめるのは、この「目」ではありませんか? 状況や形あるものにどうしても目がいってしまいますし、 考えに走ってしまいます。 そして、判断してしまいます。 後悔や、先走りなどで何度となく、 悔しい思いをしてしまうのは、このためです。 刹那的な生き方をしてしまうのも、 この目先の状況で行動してしまうためです。 生きている限り状況は、 刻一刻と変化をしていることを忘れずに、 どんなに今の状況が悪く思えても、あきらめずに黙々と、 「目的」に向って歩いてみましょう。 道は必ず開きます。
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