■2010年10月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
自分を変えるということは、今の自分をゴミ箱に捨て、
新しい自分をゲットすることではありません。 スミレはスミレだからこそ、可憐ですてきなのです。 タンポポは黄色の花で綿毛のような種が見事です。 タンポポが「雑草は嫌、花屋で高く売れるバラがいい」と いって、真っ赤なお化粧を始めたら、美しいでしょうか。 スミレが、高い値段のランの花を真似して突っ張って 生きたらどうでしょうか。 花たちは比べないし、うらやまない、淡々とユリはユリ、 サクラはサクラのまま生きています。 天命を生きているからです。 今のままの自分です。 根っこ、つまり生き方を変えるということです。 すると見事なバラやスミレ、サクラが咲き、種が実るのです。 そのことが、あなたがあなたらしく幸せになる道です。 どんな花もすてきです。 あなたは、スミレ、ナズナ、カサブランカですか? その自分の個性を「ありがとう」で生かし天命を生きましょう。
まゆの感想
この本で、著者自身のことをこう語っています。
著者は、本来、内向型な性格だそうです。 「もし、私が内向的な性格を嫌って、外向的な性格に 変わろうと努力していたとしましょう。 明るい友人の真似をし、海外旅行やおしゃれをし、 社交界などで活躍している友人をうらやみ、パーティに出て ワイワイやることに必死になっていたりしたら、それこそ、 今の笑顔セラピーは存在しません。 悩んでいる人たちの心の有り様など、まったくわからない 人間になっていたと思います。 自分以外の自分になろうとがんばってもうまくいかないし、 とてもストレスがたまっていたことだと思います。 タンポポがバラを目指しているのです」 タンポポなのに、バラを目指してはいないか、 逆にバラなのに、タンポポを目指してはいないか… 自分以外のものになろうと思っても、あがいても、 自分は自分、自分以外のものには決してなれない。 自分の根っこをしっかりはって、自分の花を咲かせ、 実をつける、それを目指したいと思う。 |
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