■2010年08月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
たとえば学校の勉強。
一所懸命勉強してもしなくても、もしかしたら試験の結果が 同じ点数のときがあるかもしれません。 「だから、勉強しても、しなくても同じ」 と考える子供がいたとするならば、それは大きな間違い。 今回は同じであっても、努力の成果は必ず、明日から先の 成績に大きな差となって表れてきます。(略) 努力は必ずしも、そのままの形で成果として 表れることはないかもしれません。 しかし、努力は形を変えて必ず報われます。もともと、 すぐに報われるような努力は、努力したうちに入りません。 努力とは、やってもやっても報われないことに対して やめないこと。 なかなか結果に結びつかないことに対してさえも、 一所懸命にやること…これが本当の努力です。 決して、無駄な努力ではありません。
まゆの感想
たまたま、違う本で、アップル社(マック)の創業者である、
スティーブ・ジョブス氏の話を読んでいたら、 その中に、こんな話が書かれていました。 ジョブス氏は、養子として育てられ、大学には入学したものの、 大学に通う意味が見いだせないまま中退してしまいます。 そして、縁あってマッキントッシュ・コンピューターを 設計することになるまで、いろいろな体験をします。 そして、その体験について、こう語っています。 「未来を予測して、点と点をつなぐことはできない。 できるのは過去を振り返ってみたときだけなんです。 だからこそ、今はバラバラな点であっても、 将来それが何らかの形で必ずつながるだろうと、 信じなくてはならないのです」 (2005年スタンフォード大学卒業式のスピーチより) 今やっている努力は、無駄かも知れない… 何の成果も出てないし、何にも役立ってない… なかなか成果が見えないと今している努力をそう思いがちだ。 そして、最悪には、やめてしまうかもしれない。 けれども、この二人の創業者(経営者)は、 今はバラバラのように見えても、無駄なように思えても、 やってきたことすべてが、いつか点で結ばれ、自分の力となり、 その成果は必ず実を結び、決して無駄ではないと言っている。 そして、そういうことを信じていくことが大切だと。 自分の過去を振り返っても、 「ああ、あのときやっていたことが、今役に立っている。 これをやってきたことは無駄ではなかった」 と思うことは多い。 今は何も見えなくても、今の努力はきっと何か未来に役立つ、 点と点は結ばれていく、そう信じることが大切だと私も思う。 |
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