■2008年11月22日の「今日のことば」■
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ある日、自営業で非常に多忙な夫婦のカウンセリングをしていた。
結婚して10年以上、夫婦二人三脚で仕事をきりもり してきたのだったが、実は妻は多くの傷を抱えていた。 よっぽどストレスがたまっていたのだろう。 涙を流しながら、彼女は約2時間も話続けた。 結婚してから今までの不満をぶちまけたのだ。 彼女の話を聞きながら、夫は鼻息を荒くしたり、 顔を紅潮させたり、憤慨したり、とても穏やかでは いられない様子だった。 無理もない。彼には妻の語るすべてが 「自分を非難している」ように聞こえたからだ。 私は、さんざん彼女の話を聞いた後にこう尋ねた。 「奥さん、ご主人にたった一つだけ変わってほしいことが あるとしたら何ですか?」 彼女が吐き出した全てのことに、夫が応えられるわけがない。 こういうときは、行動可能な何か一つを具体的に 言ってあげることが大切だ。 すると、彼女は涙を流しながらこう言った。 「私は、1日の終わりに主人から『ありがとう』のひと言が もらえればそれでいいんです!」 これを聞いた夫は、愕然とした様子で 「なんだ!そんなことか。 僕は君にどれほど感謝しているかわからないよ!」 と叫んだのだが、そんな彼の気持ちも妻には 伝わっていなかったのだ。 ここには大切なレッスンがある。 「ありがとう」のひと言があれば、 多くの問題を乗り越えられる… これもまた真実だということだ。
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この本では、こんなことを言っている。
「主婦たちの多くは、夫が自分の働きを 「正しく評価してくれていない」と感じている。 そして、主婦の場合、生み出す収入は少ないから、 経済的な面で評価されず、夫は自分の立場が上だと思い、 「誰が食わせてやっていると思っているんだ」などと 言う言葉にもなる。 しかし、その反面、夫も、妻や家族から 「感謝されていない」と感じている人が多い。 本当はやりたくない仕事を一生懸命家庭を支えるために、 毎日やっているのに、家に帰ると妻から要求ばかり されていると感じ、疎外感を感じている」 誰かが、あなたの心のこもった 「ありがとう」を待っているかもしれない… 「言わなくてもわかっている」 「そんなことは今さら言えない」 「言えば、いい気になる」 「感謝するようなことはない」 心では感謝していても、「ありがとう」を 言わない理由はいろいろとあるかもしれない。 しかし、そのひと言をかけてあげるだけで、 誰かの心を豊かにすることができるかもしれないのだ。 救ってあげることができるかもしれないのだ。 元気づけてあげることができるかもしれないのだ。 そして、関係が修復できるかもしれないのだ。 今日は、言葉ケチにならず、大きな気持ちで、 傍らにいる人たちに、「ありがとう」を言ってみよう。 何かちょっとしたことでもしてもらったら「ありがとう」 ただ、いてくれるだけで「ありがとう」でもいい。 そのひと言が、誰かの心を豊かにするかもしれないから。 その「ありがとう」がきっと、あなたに返ってくるから。 |
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