■2008年10月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
孤独を感じるときというのは、あなたが
「一人でいられる能力」があるかどうかが 試されているときなのです。 一人でいられる能力というのは、 人間の能力のなかでも、非常に重要な能力です。 孤独というのは単に悪いこと、避けるべきことではなく、 人間にとって非常に貴重な意味を問いかける感覚なのです。(略) 孤独な状況に、自分が耐えられるだけの能力がないと、 生きていくことそのものにおいても問題がおこってきます。 孤独に耐えられない人たちは、誰かがいないと やっていけないという関係に陥っていくのです。(略) いろいろな場面で感じられる寂しさや孤独は、 大きな意義をもつのです。 寂しさや孤独を感じているときは、 「自分はむしろ今特別な、貴重な体験をしているんだ」 と思い、その時間を大切にしていくことが重要です。 確かに一人でいるのは誰にとっても寂しいことだし、 もちろん誰かといたいと思うのは自然な欲求です。 長い間一人ではいられないし、かといって常に 誰かと一緒にいるというのも不自然なことです。 誰かといながら同時に自分一人でいることを 楽しめる能力を持っている…一人でもいられるし、 二人でも、三人、あるいはそれ以上の集団でもいられる、 というような、多面的で多彩な関係を持てる能力を 育てることが、人間的な成長につながるのです。 孤独にはそういうチャンスが含まれているのです。
まゆの感想
この本では、
「孤独でいるときこそ、自分の新たな可能性が 生まれてくることがある。そんなときには、 自分の心の中の声に耳を傾けることが大切」 といっています。 自分一人でも楽しめる能力、一人でいられる能力は、 私も、とても重要な能力だと思う。 生きていれば、いつも誰かと一緒というわけではないし、 いつも一緒では、互いに息がつまってしまうし、 何より、自分一人の時間がないというのでは、自分が育たない。 確かに、寂しさ、孤独は、身にこたえる… ときとして耐え難くなるほどのこともある。 しかし、こんなときに自分の強さを育てているのだと思う。 そして、そんな強さを持ってこそ、側にいてくれる人に 心から感謝の気持ちを持つことができると思う。 仲間同士でわいわいするのも楽しい、 二人でいるのも楽しい、 そして、一人いるのも楽しい、 そんなふうでありたい。 |
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