■2008年10月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
違う言葉を話し、違う文化を持っている人とは、
うまく話が伝わらない…と、私たちは思いがちです。 「前提」が違うことが多いからです。 けれども、「うまく伝わらなくて当たり前」と 思っていますから、案外努力をし通じるようになるものです。 これが同じ日本人だと、逆に、 「なぜおまえ、こんな非常識なことをするのだ! なぜこのくらいのことがわからないのだ!」 と、なります。 これは「前提が同じ」で、同じ日本人なんだから 通じて当たり前、通じないのはおかしい…という 思い込みから、言い争いがはじまるということです。(略) 相手への想像力が働かないから、 いつまでも「違い」が埋まらないのです。 ところが、 「世代が違えば、考え方も違うから」と割り切り、 「前提が違う」と思っていると、想像力が働き、 お互いに通じるようになるものです。
まゆの感想
この本によると、
「家族じゃないか、親子じゃないか、 夫婦じゃないか、同じ職場じゃないか、 仲間じゃないか、友人じゃないか」なども、 「前提」がいっしょだから、 通じて当たり前、わかり合えて当然、 わかってくれて当然と思っていると、あるとき、 「同じ家族で、どうしてこうも違う」 「夫婦なら分かり合えていると思っていたのに…」 「友達と思っていたのに…」 などという現実を突きつけられることになる。 それは、身近で「前提」が一緒だと思うと、 「わかってくれるはず、わかって当然、 このくらいは、言わなくてもわかるだろう」 と思い込んで、伝えることを省いたり、 言葉にして伝えなかったり、「前提」に甘えて、 伝える努力をしなくなっていくからだ。 そして、気が付くと、 身近な「前提が同じ」はずの人に全然伝わってない… 事態にもなる。 ということです。 「前提」が同じでも、考え方、ものの見方、感じ方も ひとりひとり全然違うし性格も違う。 また、伝える努力をしなければ伝わらない… このことを忘れないようにしたい。 |
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