■2008年08月14日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人間関係では
まったく相手を傷つけないことなどあり得ない。 どんなに思いやりにあふれた人でも、 何かしら人を傷つけている。 その程度が大きいか小さいかだけの違いで、 人が人を傷つけるのは仕方がないことともいえる。 あなたが何かの言葉で傷ついても、それと同様に、 あなたも必ず誰かを傷つけている言葉を使っている。 そう思って相手のことを許してほしい。 もちろん精一杯、相手のことを思いやる、 相手の置かれた環境や状況をくみ取って話をすることは必要だ。 だが、それ以上は“お互いさま”と考える習慣を ふだんから身につけておこう。
まゆの感想
どんなに気をつけても、
人を傷つけてしまうことはある。 その人が何で傷つくか、傷ついているか、 どんなに近い人でも、身内でも、 愛する人でも、なかなかわからないものだ。 もちろん、長く一緒にいれば、 その人が、何を言うと嫌な顔をするとか、怒るとか、 どんな反応をするか、などということはわかるが、 その人が、何で傷ついているかは、わからないものだ。 本当に傷ついたことは、案外上手に隠してしまうからだ。 その傷を見せまいとして。 素直に「今のひと言で傷ついた」とは言えない。 それが、心に刺されば刺さるほど。 また、自分も、 相手が善意で言ったひと言で、傷つくこともあるし、 何気ない会話の中でのひと言で、傷つくこともある。 相手に傷つける気持ちが全くなくても… 生きていく上で、何かにつけて、 この「お互いさま」と思う気持ちは大切だと思う。 傷つけられることもあれば、傷つけていることもあるし、 自分だけがさまざまなことを感じるのではなく、 相手もまた、さまざまなことを感じているのだから。 |
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