■2008年07月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
本音を言う時には、言い方にも注意が必要です。
こちらの話を聴く以前に、相手が心を閉ざしてしまう 言い方があるのです。 自分が言われるとむっとするのに、 人に対しては、つい使ってしまいがちです。 あなたは、誤解されやすい言い方で 本音を伝えようとしていませんか? 世間体や世の中の常識などを持ち出して話すのは、 本音力ではありません。 「昔からこうなのよ」 「世間はこうなっているんだ」 「こういうのが当たり前だろ」 「だいたい今の若者は」 「みんなそう思っているのよ」 こんな台詞、ついつい言ってしまってはいませんか? これは、自分の本音ではなく、 「世の常識」を持ち出した言い方ですね。(略) 一般論を持ち出す前に、まずその人の話を聴いてあげましょう。
まゆの感想
この他、相手を不快にしたり、本音を言わなくなる
「NGワード」にはこんなものがあるそうだ。 「あなた、またやったでしょう」 「いつもそうなんだから」 「常識で考えるとこうじゃない?」 「普通は~でしょ」 「辛い?皆辛いんだ」 「もう○歳なんだから、こうしろよ」 「死ぬ気になったら何でもできるんだよ」 「そうなったのは~のせいよ」 「あなたなんかまだいいほうよ」 「私さえガマンすれば、みんなうまくいく」 「私が無能だから……」 たとえば、自分が本当に悩んでいるときに、 上記のような返答や言い返しがきたらどうだろう。 「ありがたい、自分のことを想って言ってくれた。 この人は、本音で語ってくれた」 と、思えるだろうか? だいたい、このようなことばを言うときには、 相手の話をさえぎり、自分の話を聞かせようとか、 問題をはぐらかそうとして、会話の切り替えをはかるときが多い。 そして、こっそりと自分の本音は隠しながら、 一般論で正論武装して、本音や主張を語ろうとする。 しかし、こんなことばで語っても本音は伝わらず、 恐らく、相手は「やっぱりわかってもらえない…」などの 失望を感じることが多いのではないかと思う。 むしろ、もっと素直に、 「もっとこうしてほしいと思っているけど、どう思う?」 「こうされて、とても○○と感じた」 とか、ちゃんと「私」を主語にして、 「私は、こんなふうに感じるし、思う」 「俺は、こうしたいと考えている」 などの方が、相手にストレートに 考えていることや本当の想い、本音が伝わると思う。 |
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