■2008年05月12日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「仕事」について考えるとき、まず知っておいて頂きたいのは、
自分に合う仕事には2種類ある、ということです。 それは、「天職」と「適職」です。 「適職」とは、あなたが生まれつき持っている資質の中で、 「お金を得ることができる技能を生かした職業」のことです。 ただし、その仕事をすることに、100%の喜びを感じられるか どうかは、また別の問題になります。(略) けれど、人にお金を払ってもらえるだけの仕事が 確実にできるなら、それは「適職」なのです。 一方、「天職」はお金とは関係ありません。 自分のたましいが喜ぶ仕事、たとえば、 好きで好きでたまらないこと、放っておくと時間がたつのも 忘れて没頭できるようなことです。 そして、その中で自分の理想をとことん追求できるし、 お金にはならなくてもその仕事を通して 多くの人に役立つことができる。 それが「天職」なのです。 私たちのほとんどは、「あこがれの天職」に就き、 その仕事でバリバリ稼いで、いきいきと暮らせれば、 どんなに幸せだろうと思っています。 「天職」を求めて、「転職」を繰り返す人もいるでしょう。 けれど、ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、 天職だけでは私たちは幸せになれません。 なぜなら天職だけでは食べていけないからです。 私たちには「天職」と「適職」、両方が必要なのです。
まゆの感想
この本ではさらに、こう言っています。
「「適職」だけだと、お金は得ても、たましいが満足しません。 喜びのない索漠とした生活になってしまうでしょう。 一方、「天職」だけだと、喜びはあっても、 食べていくためのお金は得られません。 経済的に誰かに依存している状態が続くと、 やがては、たましいの喜びも枯れていくでしょう。 つまり、「天職」と「適職」は、車の両輪なのです。 「適職」=「自分に向いた仕事」を見つけたいときは、 生き甲斐や使命感はひとまず脇に置いて、 自分の「技能」だけを客観的に見る目が必要です。 一方、自分が出来ることの中で、 人の役にたつこと、それが天職になります。 「オンリーワン」であるあなたらしさを 生かすことことが、天職への近道です。 枠にとらわれず、豊かな発想力で、柔軟に考えてみましょう」 また、家庭に入った女性の場合、家事は「適職」だが、 それだけだとたましいが満足しない場合があるので、 家事や趣味の中で、これは好きというものを見つけて、 (たとえば料理、収納術などなど)それらを自分なりに 見極めてみると、たましいが満足し、 生活も人生も楽しめるようになる、ということです。 私は、今まで「適職」と「天職」を分けて考えたことが なかったので、なるほど…と本当に納得いたしました。 そして、今、自分がやっていることが、 まさにその通りだと、実感し楽になりました。 みなさまはどのように感じましたでしょうか? |
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