■2008年03月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
たとえばあなたがセールスマンで、
なかなか成約できなくて苦労しているとしましょう。 そこで 「今度こそお客さんを落としてやろう」 などと考えずに、まずは 「お客さんと楽しく会話ができるようになろう」 と考えてみる。 実際に成功している電話セールスマンの話を聞くと、 そのような気持でやっているそうです。 だから、何度断られても、モチベーションを落とさずに アポの電話をかけ続けられるのです。(略) そう考えたら「自信をつける」のは、 そんなに難しいことではないでしょう。 「できないこと」をあせって、 ムリにやろうとする必要はありません。 「できそうなこと」を少しずつ 積みかねていけばいいのです。 辛いときほど無理をせず、 「できそうなこと」を積み重ねよう。
まゆの感想
この本では、こんなことも書いてあります。
「跳び箱も、いくら運動神経がいい人でも、いきなり 10段から飛ぼうとすれば大ケガをするのがオチです。 馬鹿らしいと思っても3段からはじめてみるのです。 1度3段が飛べたからといってすぐに 4段、5段に移ってはいけません。 完璧に近いフォームが身につけるまで、 しばらくは3段を跳び続けるのです。 メチャクチャなフォームのままではどこかで必ずつまずきます。 しかし、上手なフォームで3段を飛べるようになったら、 結果的により早く高い段を飛べるでしょう。 いつか10段も飛べるかもしれません」 つまり、いきなり高みや頂上や完璧を目指すのではなく、 少しずつハードルを上げていくことが大切だということです。 (これを精神医療では「段階的課題設定」というそうです) なぜ、大切かというと、最初から高みや頂上を目指すと、 すぐに成約できないと、いきなり10段飛べないと、 「自分は力がない、ダメだ」と思い、やる気を失い、 自信を失っていくからです。 いっぺんに自分の期待通りにことが運ぶことはないし、 いきなり頂上に登れるわけでもありません。 そう頭ではわかっていても… 自分に過度の期待をかけ、自分ならできるはずだと、 それを目指してしまうのが人間です。 特に、自信を失っているときや、辛いときなど、 自分の力を取り戻そうとしてそう思ってしまいがちです。 そんなときには、思い出してください。 辛いときほど無理をせず、 「できそうなこと」を積み重ねようって。 |
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