■2008年03月14日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
まわりをざっと見回して、
話を聞いてくれる人が見当たらないときには、 いっそ植物やペットにでも話しかけるとよい。 相手が動物や植物であっても、ちゃんと心をもった 聞き手とみなして真剣に話すと、話し終わったあとに 不思議とさっぱりするものなのだ。 身の回りにあるモノや動物を「聞き手」にするコツは、 ひたすらその気になること。 「こんなのばかばかしい」と思ったり、 「何も答えてくれるワケじゃないのに」などと 冷静になってはいけない。 「話す」は「離す」「放す」に通ずる。 臨床心理学の立場から言えば、言葉に出して話すということは、 心を開け放ち、たまっていた怒り、憎しみ、悲しみを 体から離すという意味合いも含んでいる。 相手がアロエであっても、飼っている猫であっても、 口に出して話すことの効果は大きい。 それは、プロのカウンセラーも認めていることなのだ。
まゆの感想
自分の気持を言葉に出して言ってみることの大切さは、
多くの本にも書かれている。 それは、別に人間相手でなくてもよくて、 動物でも、植物でも、モノでも、見えない相手でも、 もちろん神様でもよくて、それらに向かって、 自分はこう思っている、でも状況はこうだ、とか、 今は、こんな状態なのでとてもつらい、とか、 正直な自分の気持を言葉に出してみると、 心の中が整理され、気持が落ち着く。 少しでも落ち着くと…余裕ができて、 解決策や新たな考えやアイデアも浮かんでくる。 時には、答えさえみつかるかもしれない。 誰も話を聞いてくれない、周りには誰もいない、 なんて悲惨に思う前に、目の前にいる、或いはある、 何かに話しかけてみよう。 静かに、語りかけてみよう… きっと、耳を傾けて聞いてくれるから。 そして、きっとそれに答えてくれるから。 |
|