■2008年03月11日の「今日のことば」■
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「緊張」がいけなくて「リラックス」がいいと
思われがちです。そうではなく、 「緊張」と「リラックス」には同じ価値があり、 片方に長くとどまらないほうがよい、 ということなのです。 「やる気」が「緊張」で、 「やる気をださない」のが「リラックス」です。 これを空腹と満腹の関係で考えるとわかりやすいでしょう。 ずっーと空腹であり続けることも、満腹であり続けることも、 どこか不自然なのです。 お腹がすいたら食べ、 満腹のときには消化、吸収すればよいわけです。 しかし人間は、ついつい「やる気をだしたい」と 悩んでしまうのです。(略) いつも「やる気を出そう」などと思うところに、 問題があるのです。 やる気が出ることと同様に、 やる気がでないことにも価値があるのです。 そこに気がついてほしいのです。
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やる気は、あるときとないときがある。
やる気がないときは、結構なプレッシャーになる。 「なんで、こんなにやる気になれないんだろう」 「なんで、やる気が出てこないんだろう…ダメだなぁ」 なんて。 そして、やる気を出そうとひっちゃきになるが、 そうそうやる気は出てこない。 仮に少しばかりやる気が出ても、 無理に出したやる気はすぐに引っ込む。 そして、また、やる気がしぼむ。 こんなときには、気持ちもしぼむ… もちろん、 何かのきっかけで大いにやる気が出てきて、 やる気もりもりのときもある。 そして、やる気が続くときもある。 しかし、 いつもいつも「やる気」があるわけではない。 少なくても私はそうだ。 あると思えば、なくなるし、 なくしたと思えばまた静かにわき出してくるもの、 何かのきっかけで簡単になくし、 また、何かのきっかけで取り戻せるもの… そんな感じがする。 今日のことばのように、やる気がでないことにも 価値を見いだして、やる気がでないときには、 やる気がでなくてもやれることをやり、 やる気のでない自分を責めず、 静かにやる気がわいてくるのを待てる余裕を持ちたいと思う。 自分の「やる気」が出てくるのを信じて。 |
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