■2007年12月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
フランスの優れた心理学者であるワロンが
「幼児は直接法でなく、願望法で思考する」 と述べているように、幼児は事実そのものではなく、 願望で外界を解釈する。 したがって、願望が満たされないと、 「自分は愛されていない」「嫌われている」と 感じてしまい、それに応じた自分を作り上げていく。 こうしたことがあるために、親子カウンセリングをしてみると、 一つの事実についての親とその子のとらえ方が全く 異なることがある。たとえば、ある女の子は、 家族が川の字になって寝ていた幼い頃、父親に甘えたくて 父親の方を向くと、いつでも父親は背を向けて寝ている。 それは父親は自分を嫌っているからだと思って、 いつも悲しくなったと言う。 ところが、父親にとってはそちらを向いて寝るのは、 単なる癖にしか過ぎなかった、と言うのである。
【まゆ】 女性 歳 2008年01月04日13時29分
こころんさん、こんにちは。 アドラーも、ワロンもすごい方ですよね。 私も、かなり勉強になっています。 この二人のことばは、残りますね。 【こころん】 女性 歳 2007年12月25日13時55分
願望、→アドラーさん!生きてらしたらぜひお会いしたい人の一人です。。この方の言葉には随分と慰められました。 ご自身の心身の苦悩を深く掘り下げた慈愛のこもった 治療軌跡には、時間を超える何かを感じてます。。。 |
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