■2007年10月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人の言うことに耳を傾ける必要があることはみんな知っている。
でも認識しているからといって、それを実行するとは限らない。 人間は人から言われることの70%は聞いていないという 研究結果もある。 いろいろな聞き方があることも問題をむずかしくしている。 話す方は、いつも同じ聞き方を求めているわけではない。(略) ただ話を楽しみたいのか、 支持してほしいのか、 考えをまとめるのを手伝ってほしいのか、 それとも、ただ的確な質問をしてほしいのか。 ときには決断するのを助けてほしい、 あるいは問題解決を求めているときもあるだろう。 相手が望む聞き方で聞くことができれば、 実りのない対立を避けることができる。 望む聞き方をしないと、相手がいちばん伝えたい メッセージを聞き逃し、苛立たせたり、 誤解を生んだり怒らせたりしかねない。
まゆの感想
だいたいの人は、
「自分は人の話を聞いている」或いは、 「人の話を聞く方だ」 と、思っていると思う。 しかし、逆にいつも、 「自分の話はちゃんと聞いてもらってない」 と、感じることが多いと思う。 たぶん、お互いにそう思っている。 実は、人は、相手の話を聞いているようで、 自分の聞きたいところだけを聞いていたり、 次に自分が何を言うかを考えながら聞いているので、 相手からしてみたら、 ちゃんと聞いてもらってないと思うことが多い。 また、いつも同じ慣れた聞き方で聞いてしまう。 つまり自分の聞きたいように聞いているのだ。 相手の聞いてほしいようにでなくて。 これも、お互いにそうしている。 この本によると、 相手がどんな聞き方を望んでいるのか、 その時に、どんな聞き方をしてほしいか、 相手に聞くといいそうだ。 例えば、 「今日は、ただ話しを聞いてほしいの?」 「何かアドバイスした方がいい?」 また、逆に、どう聞いてほしいか相手に 最初に伝えておくのもいいらしい。 「今日は、ただ話しを聞いてほしいの。 解決策はいらないから」 「話しを聞き終わったら、君の意見を聞きたい」 などと。 「相手の聞いてほしいように聞く」 出来そうでいてむずかしい。 自分の感情がそこについ入ってしまうので、 なかなか冷静に聞けない… でも、「相手の聞いてほしいように聞く」ということ 忘れないようにしたいと思う。 |
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