■2007年10月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
力を抜くのは、力をつけるよりむずかしい。
力をつけるのは、 たとえばボディビルクラブに毎日通えば、 確実に筋肉が増えるように、“足し算”でいける。 だが、その力を発揮するときは、 足し算だけでなく引き算や割り算まで必要になる。 そういう知恵は年とともについてくる。 その知恵に着目して、 力を抜くことを覚えた方がいい。
まゆの感想
いぜん、イチロー選手がインタビューで
めざしていることの1つは、 「いらぬ力を抜くこと」だと言っていた。 力が入りすぎると、体が硬くなり、 あらゆる球種に瞬時に対応出来ないのだそうだ。 力を抜くことで、力をだせるということだった。 また、この本の別な項にも、プロは上手に、 力を抜くことを知っていると書いてあった。 力を抜く必要があるのは、人間は長時間緊張していては、 集中力がなくなり、かえってうまくいかないからだそうだ。 力を抜いたり、力をうまくいれたりしながら、 緊張感をうまく持続させるのだそうだ。 映画が演劇でも、 力が入る部分と、力が抜ける部分を うまく組み合わせることで、見ていて疲れないように、 あきさせないように、工夫しているそうだ。 生きて行くには、 うまく力を抜くことも大事だと思う。 いつも力を入れて生きていては疲れるばかりだし、 それでは、周りも疲れる。 うまく休みをはさんだり、息を抜くときをいれたり ホッとするときをいれたり、手を抜いたり… そんな力を抜くときを入れてこそ、 本当に力をしたいときに、 力を出せるのではないかと思う。 力を抜くときと、入れるとき、 上手に身につけていきたいものだと思う。 |
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