■2007年08月08日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「自分と他人」「どちらが優れている/劣っている」
「どちらが正しい/間違っている」「上/下」 「勝ち/負け」「幸運/不運」 しょっちゅう頭の中でこれを繰り返していると、 必然的に人との間に溝ができてしまいます。 ひいては、誰ともつながりがないという意識が 形成されてしまうのです。 自分に対しても、「良い/悪い」 「できる/できない」「ある/ない」という 自己評価を繰り返していると、自分という統一性が なくなり、分離、分断され、自分がバラバラになります。 少しの時間、一切の評価や判断はやめて、 目の前の人と利害を超えて、関わりあってみるんです。
まゆの感想
人は、知らず知らずのうちに、
あれこれと、比較して何かと評価している。 いったん比較の世界に入ってしまうと、評価の基準が すべて比較によってなされるようになってしまう。 比較していることが、自分でわかっていればいいが、 わからずしていると、自分の素直な評価や判断が できなくなってきてしまう。 例えば、何かをするときも、 「自分が好きで本当にしたい」からではなく、 誰かと差をつけるために、優越感を感じるために することを選んだりしてしまう。 また、持っている人は勝ち、持ってない人は負け、 つき合うのは、役立つ人、得する人に限定にしたりして、 人間的な側面から見ることをやめてしまうようになる。 その結果、いつも比較したりされあったり、 利害関係だけの表面的な索漠とした人間関係になり、 それにこぼれないようにするために、心落ち着かなくなる。 そして、どんどん自分の本来の感性からも、気持ちからも、 遠ざかっていくことになる。 そういう人間関係も、ある意味では頑張る要素になるので いいかもしれないが、そんな関係ばかりでは疲れてしまう。 利害や比較から解放されて、あるいは越えてこそ 見つかる人間関係も、見えてくる自分もある。 利害や比較を越えた人間関係を持っていたいし、 誰かが「いい」と言ったから「いい」のではなく、 自分が「いい」と思ったら「いい」というような 自分の感性や気持ちも大切にしたいと思う。 |
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