■2007年06月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
川島先生がおっしゃるには、たしかに
「しかる」という行為は、本能に訴えることで効果が大きい。 けれども、しかり続けると 防御作用によって耐性ができてしまう。 だから、何回もしかられていると、 聞く耳を持たなくなってしまうそうです。 「しかる」のはたまにすると効果的ですが、 しかり続けると、かえって教育効果が なくなってしまうんですね。 その逆の「ほめる」という行為は、本能でなく 脳の前頭前野に働きかける高度な行為なので、 1回では足りないそうです。 繰り返し行わないとダメらしい。 ほめ続けることによって効果がでてくるんです、 というお話を川島先生はされていました。 そこで私たちは、 「ほめること9割、しかること1割」 にすることをめざしているんです。
まゆの感想
※この話をしているのは、
「ほめる指導」でTVでも取り上げられた、 富山市立五福小学校の杉田校長先生で、 この話に出てくる川島先生とは、 「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などを開発された、 脳機能開発研究をなされている川島隆太先生のことです。 この本は、 ほめることがいいのはわかっているけど、 どうほめていいのかわからない、 よいところがみつからない、 ほめすぎたら、よくないのじゃないの、 などと考えてしまい、なかなか お子さんや身近な周りの人をほめることができないと 思っている方に、ほめ方を教えてくれる本です。 たとえば、よさを見つけるには、 パーフェクトを求めないこと、100%を要求しない、 こうあってほしい理想を押さえる、とか、 ほめるコツは、 がんばってやっていることや、こだわっていることを ほめる、など、具体的に教えてくれる本です。 子ども中心の事例が書いてありますが、 大人にも、十分に役立てることができる本です。 ほめ方ベタな方…おすすめの本です。 今日は、本の紹介になってしまいました。 |
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