■2007年05月30日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「被害者」は、
自分が違うやり方で物事に対処していれば もっといい結果が出ただろうということを認めない。 「被害者」は、 自分がどれだけ問題に荷担しているかを認めたがらない。 自分がいかに状況を読み違え、 悪化させているかをわかりたがらない。 しかも、 苦い経験を糧にする気はさらさらない。 過去にしがみついて自分に正直にならない言い訳をするだけだ。 「被害者」の態度をとることは、 人間関係ばかりでなくあなたの人生もだめにするのだ。 (注/犯罪「被害者」ではなく、「被害者意識」について 書いてあることばです)
まゆの感想
いつも「自分は被害者だ」と言っているような人がいる。
そういう人は、だいたいいつも自分は正しくて、 相手がいつも「悪者」で、どうしようもないと思っている。 しかし、 自分は「被害者」で、相手が「悪者」としても、 実際には、何ひとつも解決しない。 誰かを、悪者して責めても、非難しても、 それで、何ひとつもよくはなっていかない。 たぶん、 自称「被害者」の人にとっては、それでいいのだ。 事態が変わらなくても、よくならなくてもいいのだ。 それよりも、いつも「被害者」だと言っていれば、 自分も悪いところがあるかもしれない、責任があるかもしれない、 という苦く悔しい思いから逃れられ、自分を変える必要もないので 今のままの「被害者」の立場でいる方が都合がいいのだ。 よくなるより、自分の立場を守る方が大事なのだ。 しかし、 その自称「被害者」を、よく知っている回りの人は、 その人を、被害者だとは全く思っていない。 むしろ、加害者だとすら思っていることもある。 少なくても、どっちもどっちとか、 あの性格だったら、仕方ないとか、 わりと冷静にみているのだ。 つまり、 そういう回りの思いに気がついておらず、 「被害者」がいい立場だと思っているのは、 自称「被害者」の人だけなのだ。 そうして、回りの人からも孤立し、その結果、 ますます「被害者」になり、どんどん寂しくなっていくのだ。 「被害者」意識がいいことをもたらすことはないと思う。 |
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