■2007年05月29日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ゲイリー・プレーヤーは往年の名ゴルファーで、
国際的なトーナメントでの優勝も数知れない。 そんな彼は、よく周囲の人から 「あなたみたいにボールを飛ばせるようになれるのだったら、 なんだってするのだが…」 といわれたという。 ところがある日、たまたま疲れてイライラしていた彼のそばで、 例によって同じことをいった人間がいた。 ふだんは人当たりのいい彼ではあったが、このときばかりは、 発言の主に対して次のようにきっぱり答えたそうであある。 「軽々しくそんなことをいっちゃ困りますよ。 私みたいにボールを飛ばしたいですって? そのためにどれほど苦労しなくちゃならないか、 考えたことあるんですか? 毎朝五時にコースに出て、ゴルフボールを1000個打って ごらんなさい。まめがつぶれて血がでてくるんです。 そうしたらクラブハウスに行って血を洗い流し、 包帯をして、それからまたコースに戻ってもう一度 1000個のボールを打つ練習を繰り返すのですよ。 私みたいになりたいというのだったら、 そのくらいの覚悟がないといけません」
まゆの感想
人は、成功している人や、活躍している人をみて、
その表面的な華やかな部分だけに注目し、 その人のようになりたいと思ったりするが、 その人の隠れてみえない努力には、 あまり目を向けないことが多い。 しかし、成功してそれを保っている人、 長く活躍している人たちは、人の目からは決して 見えないものすごい努力をしていることが多い。 たとえば、ある女優さんは、今のスタイルと美貌を保つために、 ほぼ毎日2時間ほど運動をし、足のマッサージと顔の手入れを それぞれ1時間ほどし、厳しい食事制限をしているそうだ。 そして、これをなんと20年以上も続けているそうだ。 この女優さんなどは、元もとから持っているものが 違うのだから、何もしなくてもいいように思いがちだが、 実は、スタイルと美貌を保つために、見えないところで、 何倍も何倍も、努力しているのだ。 そして、こう言っていた。 「それは、女優として当然のことです」 今の自分の持っているものをさらに伸ばし、成長させ、 あるいは、それを保とうとすれば、 誰かに、やれといわれたからではなく、 誰かに、よくやっているね、と評価されるためではなく、 自分のために、自分ための、 努力や積み重ねが必ず必要なのだと思う。 |
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