■2007年05月14日の「今日のことば」■
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こんな興味深い研究データがある。
1960年のビジネス・スクールに在籍していた 1500人のMBAを対象に、その20年後(1980年)の 暮らしを追跡調査したものだ。 1960年当時、調査対象者たちがまだ学生だったときに、 アンケートによって彼らは、 すでに2つのグループに分類されていた。 Aグループは、「お金」優先タイプ。 まずは豊かに暮らせるだけの経済的基盤を築いてから、 自分がほんとうにしたいことをする、という集団である。 Bグループは、「夢」優先タイプ。 すなわち、とにかく自分が真にやりたいと思うことに 全情熱を傾けたい、と主張する集団である。 お金はあとからついてくるものだ、と。(略) 両者の比率は、1500人のMBAのうち、 Aグループが83%(1245人) Bグループが17%(255人)である。 さて、20年後、彼らの中から101人の 「富豪」が誕生していた。 (さて、その内訳ですが、下に続きます↓)
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1人はAグループ、
100人はBグループ のメンバーである。 調査を実施した心理学者のスラリー・プロトニックは、 こんな結論を下している。 「大きな富をつかんだMBAたちの圧倒的多数は、 心から夢中になれる仕事に、 全身全霊で取り組んだ人々である。 富はむしろ、真に楽しめるなにかに専心したことの 「副産物」だろう」 幸せは、先送りすべきでない。 (本の引用はここまで) 少し古い調査データだが、その後になされている 少し違った調査でも、同じような結果を見たことがある。 つまり、熱い思いをもってやりたいことに、 飛び込んだ方が、夢や目標を達成できたり、 成功する確率が、断然高いということだ。 しかしながら、安定性で言うと、もしかしたら、 Aグループの方が、全体的に安定しているかも知れない。 (そこまでの結果は書かれていないのでわからない) しかし、 「何かが整ってから」「お金がたまったら」 「これがうまくいったら」「落ち着いたら」 などと、言っていると、ふと、気がついたときには、 夢を追う気力や元気がなくなっていたり、 夢そのものをなくしてしまっているかもしれない。 身体がついていけなくなっているかもしれない。 また、そんなときが本当に来るかどうかもわからない。 そんなことにはならないようにしたい、と私は思う。 さて、あなたは、A、Bどちらのグループですか? |
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