■2004年12月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
これまでの研究によれば、こうした出だしの悪い口論は、
その間にいかなる緩和策をどちらかが出しても、 必ず悪い結果に落ち着くと出ている。 統計では最初の3分間の会話と夫婦の相互作用を調べるだけで、 96%の確率で結果を予言することができる。 出だしが悪ければ、まず悪い結果に流れて行く。 もし出だしが悪ければ、それを続けるのではなく、 中断し、一息いれて、出だしを正すことだ。
まゆの感想
この本によると、悪い出だしとは、
口調によるのではなく、その言葉の中身あるという。 どんなに穏やかに、静かな口調で話しても、 その中に否定的で、非難を繰り返し、 さらに「相手の能力に関する毒」 (あなたには○○する能力がない、など)が含まれていたら、 その会話は、問題を解決するものにならないと言う。 問題を解決する場合、 問題が何か、例えば「家事の分担」についてであるなら、 その「家事の分担」をどうするかが話し合われるべきであるが、 それが、「あなたには能力がない」と言われたら、 「能力がないあなたの問題」(あなたがやれば問題は解決する) と言っているのだから、話し合う余地もなく、 家事の分担の話し合いまで進んでいかない。 これでは、問題解決はしないと言うことである。 そういう会話は「すでに出だしから始まっている」と、 この本では言っている。 うーん、なるほど、出だしかぁ… 毒をもった皮肉から始めては駄目だな。 |
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