■2004年12月17日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人を拒否するのもつらいし、
人に拒否されるのも不快である。 しかし、人間には誰にでも自己保存本能がある。 それゆえ自分を守るためにノーという権利を お互いに認めあわないと、 自分を失う不快が生じてくる。 拒否のつらさ・不快さより、 自分を失うつらさ・不快さの方が大である。
まゆの感想
お互いにノーという権利を認める…ということは、
とても大事な事だと思う。 しかし、上手にノーと言えない場合が結構ある。 はっきりと自分の中でノーとわかっていれば (例えば予定があるとか、仕事だとか、絶対にイヤとか) その場でノーが言えるのだが、 自分の中にはっきりとしたノーの基準がない場合は、 曖昧な返事になったり、ノーと言えなかったりする。 返事を曖昧にした場合には、その後に、 ノーと言おうか言うまいか悩んだり、迷って、 ノーと言えないままの時もあれば、 いろいろな言い訳を考えて、ノーと言うときもある。 どちらにしても、かなり気を使う。 また、ノーと言いたくないばかりに、 返事をしなかったり、無視してしまうこともある。 遠回しのノーで、相手が察してくれることを望み、 時間が経って、相手が忘れてくれることを待ったり、 そのことがなくなることを望んだり… (そんなことはないのだが…) そうして、お互いの信頼関係がかえって 失われたりするのだ。 あの人ははっきりしない、返事をくれない などと言われて。 そしてまた、逆に相手からノーと言われると、 妙に傷ついたりすることもある。 相手がノーといってもいい権利を認めても、 言われるとがっくりと落ち込むこともある。 しかし…人間って、こんなものなんだと思う。 そんなに強くないから、こんなものなんだと思う。 いいか悪いかでなくて、こんなものなんだと思う。 だからこういう自分を責める必要はないと 私は思う。 |
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