■2004年12月19日の「今日のことば」■
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これまで私は医者の立場から、明らかに修復不能な状態にまで
立ち至った人間関係をいろいろと見てきた。 カップルのどちらかひとりが、 避けることのできない現実を 受け入れようとしない場合が非常に多く、 捨てられた妻、夫、あるいは恋人が、 まだ本当に愛しているのだと言いつづけ、 相手を引き止めようとするのである。 こうしたケースのどれをとっても、 2人の関係をあきらめたがらない本当の理由は、 本当に愛しているからというよりは、 自分が相手から拒絶されたという事実を 受け入れられないことにあるようだ。
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友人の別れ話がかなりもつれている。
話を聞くと、修復不能だとしか思えないし、 端から見ていると、どうみても友人に対する執着か、 嫌がらせとしか見えないのだが、 相手は「まだ愛している」と言って友人を縛ろうとしている。 今回の別れ話の内情を友人から聞いて、 初めてその相手の本当の性格を知った思いである。 そんな人だったのかと…信じられない思いを抱く。 ずっと気の優しい、いい人だと思っていた。 しかし、もしかしたら、今はまだ、 自分が拒絶されたという事実をどうしても受け入れられなくて、 自分でも思ってもいない行動に出てしまっているのかも知れないし、 本当はそんな自分がわかっているのではないかと思う。 もう少し冷静になれば、元の温厚な性格に戻るかも知れない… そうあってほしいと、私は思うのである。 |
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