■2025年09月10日の「今日のことば」■
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「許せない」と叫ぶ人たちは、 論破しても意味がない。 SNSで論破したところで、 彼らは自らの考えを決して変えない。 むしろ批判されればされるほど、彼らは 「ほら見ろ、やっぱり女性を公の場で批判すると、 こうやって四方八方から攻撃を受ける羽目になるんだ」 「やはり自分たち男性は差別されている」 とさらに被害者意識を強めていき、女性に対する怒りを より激しく燃やし続けるようになるだけだ。 男性の中に巣食うミソジニーは、 女性に批判されればされるほど、強化される。 ミソジニストが固く信じている 「全てはフェミニストによる陰謀である」 という世界観は、否定することが意外と難しい。 陰謀論は複雑な現象を明快な論理や物語で説明できるため、 納得感や高揚感を得やすい。 統計的事実よりも、人の感情を動かす物語の方が、 説明力や共感力、伝播力が圧倒的に高いからだ。 結果としてミソジニストたちは、 「自分たちだけが、見えない真実を見ることができる」 「だからこそ、この真実をもっと広く知らしめなくてはならない」 「そのためには、どんな手段をとっても許されるはずだ」 という歪んだ正義感を抱くことになる。
女性に対する嫌悪や蔑視(ミソジニー)を持ち、
女性嫌悪に満ちた言動をする人たちのことを 「ミソジニスト」というそうです。 そういう人たちは、当然ながら、 いろいろなことで「女性を許せない」と思い その関連の言動をくり返しします。 そういう人だけでなく、そして男女別なく、 何かを誰かを「許せない」と思う人は、 「許せない」という言動をくり返しします。 確かに世に中「許せない」ことはありますが、 その「許せない」が、間違ったあるいは 偏った頑なな正義感に基づく「許せない」である場合は、 周囲の状況も顧みず、爆走してしまうことがあります。 そういう爆走した人たちを論破しても、 上記のようなことになりがちなようです。 うん、わかるような気がします。 自分だって、論破されたら気分がよくないし、 反感を持ち、頑なになりそうだし(苦笑) 論破ばやりですが、無駄な論破戦に 参入しないようにしようと思ったしだいです。 |
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