■2025年06月10日の「今日のことば」■
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![]() 若者たちの「怖いものなし」という感情は、 ときに暴走して周囲に大きな迷惑をかけることが ありますが、その背景には、 自分の無力さを自覚していることによる 「周囲に対する強烈な恐怖感」が存在します。 そして、やはり未熟さからくる、周囲、 特に両親をはじめとする大人たちへの依存感情、 つまり「甘え」があります。 それに対して、 中高年たちの「怖いものなし」感情は、 本当に周囲を怖がらない傍若無人型に なる場合が多いのが特徴です。 別の言葉を使えば「失うものがない」状態です。 こういう人たちのLAMSは、 治療が非常に困難な場合が多いのが事実です。 ※LAMSとは「Look at me 症候群」のこと 周囲の人たちも、当初は 「クレームさえ我慢していれば」ということで、 注意などせず黙認してしまいます。そのため 「味をしめる」ことになり、 次第にエスカレートしていきます。
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さらに中高年たちのLAMS特徴に、
徹底的な自己正当化があるそうです。 若年者のLAMSは、自分が悪いことをしているという 自覚が多かれ少なかれ有るケースが多いのですが、 中高年発症のLAMSの場合には、全て周囲が悪くて 「自分には落ち度はない」と開き直る人が多いとか。 「自分の金を使って自由に振る舞うのがなぜ悪い」 という感情であり、説得するのがとても難しいそうです。 どこぞやの知事も、記者会見などで、 徹底的な自己正当化をし、傍若無人な迷走ぶりや 馬に乗って手を振り自分を見せつけていますが、 中高年の「私を見て」「私を承認して」の LAMSを発症しているのでしょうか…ね(ため息) と、そんなことはさておき、 今、問題になっているゴミ屋敷、 中高年になってからの非常識クレーマーなどは、 LAMS発症していることが多く、 これをおさえることは、困難なそうです。 そして、この発症の引き金は、 「突然訪れる孤独感によるものが大きい」そうで、 深い孤独感による一過性のうつ病を 同時に呈する場合も多いそうです。 とくに、もともとLASMの要素を持った人なら、 孤独感の反動として、強烈な 「私を見て」の症状があらわれてくるそうです。 周囲にそんな人がいたら、大変ですが、 その対処方法などもこの本には書かれていますので、 困っている方は、参考に読んでみてください。 |
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