■2024年04月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「ゆるいコミュニケーション」とは。 「ゆるい」というのは、 「いい加減」だということではありません。 きっちりとは固定されていないのにつながっている。 強制されているわけではないのに参加している。 必要に迫られているわけではないのに欲している。 細かいことは決まっていないのに、 全体としては成り立っている。 一見もろそうに見えて、実は 「かたいつながり」以上の「ネバネバ感」があり 「まとまり」があるのです。 さらに「ゆるい」だけあって、 平均からのズレや偏りを排除してしまわず、 むしろその差や違いを吸収できる余白や 「ゆらぎ」をもっています。 つまり「ゆるいコミュニケーション」は、 一人ひとりの異なる価値観やスタイルを お互いに認め合い、それそれの個性的な パーソナリティを引き出し合うことができる 「成長の機会」なのです。 この「ゆらぎ」のあるコミュニケーションが 充実してくると、不思議なことにお互いの 違いや偏り、ズレを「個性」として許すことが できるようになってきます。そして、 深く理解し合うことで信頼関係が生まれ、 それがいっそう粘り強い求心力と 「まとまり」をつくり出してくれます。
まゆの感想
「ゆるいコミュニケーション」は、
ややこしい時代を人間らしく生き抜いていくため、 新しいものを生み出していくために必要な、 新しいコミュニケーションのあり方ではないかと 若新さんは言っています。 昨今の若い方々と接していると、 私もそう感じることが多々あります。 コチラの思いを押しつけ過ぎると引かれるし、 堅苦しいと距離を取られるし、といって、 軽い感じで近づき過ぎると警戒されるし… 適度な距離や「ゆらぎ」や「ゆとり」のような 振れ幅のある「ゆるさ」が大切だと感じます。 そのほうが、 実はこちらも気が楽だったりするので、 「うーん、ゆるい方がいいようだな」 なんてもね。 別にこちらから無理に近づかなくてもよいし、 ちょっと刺激を与えるぐらいが良さそうだと。 年を重ねてくると、 ついついあれもこれもと教えたり、 あれこれ言いたくもなりますが、 無理につき合わず、「ゆる~く」 つき合っていこうと思っています。 そうしながら、自分の生きる姿勢を 保ち続けられたら、それでいいかなと。 |
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