■2023年02月26日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「人生に少しだけ花の種を置いていく」 「私たちはだれもが、 世界の他のひとのために なにかをやったということを 置いていけるんですよ」 インタビューの終わりになって、 ルシアさんは、そうやさしく言った。 それは、 「歴史に名を残す」とか 「記録を残す」といった 大きなことだけではなく、 「そうしようとする意思があれば、 だれでもできること」 だと言っているようにも聞こえた。 置いていくのは、お金がモノじゃない。 目には見えないけれど、だれかの 人生をゆたかにしてくれるものだ。
まゆの感想
この本には、南米ウルグアイで
議員として活躍しているルシアさんへの インタビュー記事がまとめられています。 大分以前に 「世界でいちばん貧しい大統領」 「もたない大統領」と話題になった ムヒカ大統領の夫人です。 ルシアさんも議員として活動しています。 (出版当時) そのルシアさんが言ったという、 「人生に少しだけ 花の種を置いていきなさい」 ということばが響きました。 戦争が起き、環境破壊が 叫ばれている今の世界では、 後世に残すのが、負の連鎖、 「憎しみ、怒り、痛み、悲しさ、恐怖感」 などが主流になっていくように思われます。 なかなか明るい未来は描けないような… だからこそ、 そんなものは、置いていきたくない、 自分は、そういうものでなく、 「少しばかりでも花の種にしよう」 と強く思ったしだいです。 |
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