ことば探し
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■2022年12月11日の「今日のことば」■

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「今日のことば」

「線の思考」を重視するか
「面の思考」を重視するかは
人の個性だけでなく、
組織や地位によっても変わります。


官庁のような役所では、
国民に対する説明責任を常に負っているので
客観的な数字が説得材料として不可欠です。

一方、オーナー企業の経営者や
ワンマン社長であれば、
自分の夢に近いものであれば数字がなくても
「よし、やろう!」ということが可能です。

また、組織の中で役職についてない人は、
組織内での交渉力が弱いので、
客観的な数字や調査データといった
「線の思考」で説得しなければなりませんが、
地位ができてくると自分の考えを押しだして
「面の思考」で説得できる場面が増えてきます。

自分の個性、置かれている立場、
相手の状況などを考慮して
「線と面の思考術」を使うと
大きな成果が期待できます。



出典元 線と面の思考術
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 袖川 芳之

まゆの感想
この本に、こんな話が書かれていました。

自分と仕事をしている後輩が
なかなか成果を出せないのに、
他の先輩Aさんとの仕事では
めきめきと成果をだしている、という例です。
それは、こんなところが違うとか。

人に動作を教えるのに2つの方法があるそうです。

○具体的な動作をひとつずつ指示するやり方
 例えば「まず、市場のグラフ作りから始めよう」
 と後輩にもできる具体的な指示をしていく
 これは「線の思考」

○目標をイメージを示して、
 自発的に達成したいと思わせて、
 努力するように仕向ける方法。
 これは「面の思考」

具体的な指示があったほうが
仕事をやりやすい、仕事を覚えやすい
という後輩もいれば、逆に、
細かい指示をせずに、目標を話し、
後輩に考えさせ、任せていくほうが、
やる気をだしてやる後輩もいる
ということでしょうか。

確かに…
置かれている立場、相手の状況、
その人の個性などにより、
線か面思考のどちらで対応した方がよいか、
見極めていくことで成果も違ってくるな、
と思ったしだいです。

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