■2022年09月30日の「今日のことば」■
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![]() 矛盾というものは人の専売特許です。 人というのはそもそも 矛盾のかたまりのような存在です。 嘘をつくなと子どもに教える親は 毎日のように便宜的な ちょっとした嘘をついているはずです。 差別はいけないと思っても人によって 接し方はどうしても変わってしまいます。 このように矛盾が生じるのは、 人が言葉を使う生き物だからです。 言葉という観念と実際の行動は いつもズレがあるものなのです。 「こうするのがいい」 「こうすることが正しいんだ」と思っても、 その通りにできないのが人間です。 自分の場合だとそうしたズレがあっても 無意識のうちにごまかすことができますが、 他人にそうしたものを見つけると、 許しがたく思えたりするわけです。 そこから怒りや葛藤といった悩みが 生まれるわけです。 「清濁併せ呑む」という言葉は、 矛盾をまずは認めようということを 言い表しているのだと思います。 つまり、清濁併せ呑むような器の大きな人は 矛盾を矛盾として矛盾なく受け入れられる 能力があり、矛盾は否定されないのです。
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自分のことを見ても、しみじみ、
「矛盾だらけだな~」と感じます。 ときに立派なことを言うくせに、 普段の言動はとても立派とはいえないし、 矛盾だらけの言動もよくしてますしね。 そして、そんな矛盾だらけの自分には甘く、 他人の矛盾はするどく指摘したりもします(苦笑) ホント、矛盾だらけです… そんな矛盾について、植木さんは、 「矛盾は心にさまざまな雑音を生みますから、 なるべくそうならないことにしておきたい、 見ないでおきたいとなるのですが、実は、 矛盾を認めるほうが精神衛生上はいい。 心の強さ、弱さということを言えば、 相手の矛盾に出くわした時に、それを 認められない、受け入れ難いとなるのは、 ある種の弱さでしょうし、反対に矛盾を 排することなく認め受け入れるというのは、 強さにつながるのだと思います。 相手の矛盾というものをどう扱うかで、 心の練られ方は、変わってくるものなのです」 みんな矛盾をかかえていて、 そんな中で生きているのですね… きっと。 |
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