■2022年05月19日の「今日のことば」■
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![]() 年をとって記憶力が衰えたように感じるのは、 気のせい!であるという話を続けます。(略) 子どものど忘れと大人のど忘れでは、 決定的な違いがあることがあることも事実です。 それは、 「気にするか、しないか」の違い。 子どもはど忘れしたときに、 「ああ、私も最近年をとったなあ」 などと落ち込んだりしません。 一方の大人は、ど忘れが気になって 仕方ありません。 「そろそろ私の脳にも老いの予兆が 始まってしまったか」などと 気をもむ人もいれば、中には、 「もう年だから仕方がない」と 年齢を言い訳にして逃げる人もいます。 どちらにせよ、ど忘れしたことを 意識するせいで、昔よりど忘れが増えたと 感じてしまうのです。
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数年前に、ど忘れの頻度が年齢とともに
どのように変化するかという調査が 行われたそうですが、その結果は、 子どもでも大人でも年配者でも、 「ど忘れの頻度はほぼ一定」であまり 変わらないことがわかったそうです。 では、なぜ、大人になって 増えたような気がするのかというと、 その原因のひとつは、大人と子どもは、 時間軸、時間感覚が違うということです。 例えば、子どものつい最近は、 1週間~せいぜい一ヶ月くらい内のことですが、 大人のつい最近というのは、だいたい、 半年~一年、それ以上だったりしますよね。 「つい最近あったばかりなのに、 あの人の名前が出てこないっ。 昔はそんなことがなかったのに…」 なんて思っても、それがすべて、 1年前以上の話だったりします。 大人の時間感覚は、かなり長期ですよね。 子どもでも、このくらいの期間になると、 やはりど忘れするようです。 また大人は、生きている期間が長いので、 その分の情報量も増えていきます。 すると脳の仕組みから、あまり必要でない情報は、 忘れるようにできているそうです。 子どもは、まだ脳に余力があるので、 覚えていることも多いようです。 また、メディアでさかんに 「年をとったら記憶力が衰える」ことを 前提にした情報CMが流れているので、 それが固定観念になっていることも原因とか。 繰り返しますが、 「年をとると記憶力が衰える」というのは、 たいていの場合「気のせい」で、科学的に 正しい事実ではないそうです。 おおっ、そうかと思ったしだいです。 |
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