■2021年10月13日の「今日のことば」■

「今日のことば」

私たちは、親であろうと、
会社の上司であろうと、
偉い先生であろうと、
億万長者であろうと、
誰もが孤独を感じていて、
そのために発作を起こすんだ、と
いうことを認めることが大切です。

すると「自分だけ」という錯覚から
解放されて、きちんと自分の孤独の発作を
認めることができるようになります。

他の人の孤独の発作を次から次へと
認めていくことができるようになると、
自分の孤独をなんとか解消しようと
がんばることもなくなり、
自分の孤独の発作を
無意識にゆだねることが
できるようになります。

		出典元	「自分を苦しめる嫌なこと」から、うまく逃げる方法
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	大嶋 信頼

まゆの感想

たとえば、こんなことが書かれています。

「ＳＮＳをチェックすればするほど、
　孤独になるのですが、
　今度はその孤独を解消したくて
　「いいね！」をチェックしたり
　コメントを書いたりする。
　その結果、さらに孤独がましていく、という
　ループから抜け出ることができなくなります。
　
　孤独を解消しようとして、
　より一層孤独になる、というのは
　非常に興味深い症状です。（略）

　逆にみると、
　みんな孤独を抱えているからこそ
　あんなに一生懸命にＳＮＳに書き込んだり、
　画像をアップしたりする。
　ＳＮＳをやり続けることは、
　その人にしかわからない孤独を解消すること。
　そのために時間を割かずにはいられない」

孤独にならないために、
なりたくがないために、
強がったり、苛立ったり、
意地悪したり、されたり、
怒ったり、怒られたり、
文句を言ったり、言われたりなどの
発作を自分も相手も起こすようです。

また、パワハラ上司や伴侶、両親、
友人から、逃れられないこと、
また何か（酒、薬、仕事、セックスなど）
に依存していく、あるいはしている、
状態も、孤独になるのがイヤ、怖い、
孤独になりたくない、という心理状態が
大きく影響しているようです。

多くの人が、無意識のうちに、
｢孤独」の犠牲になっていて、
いろいろな発作を起こしてしまうのですね…

孤独は…認めたくない感情ですし、
孤独な状況にはなりたくないと思いますが、
その恐怖に振り回されてしまって、さらに
孤独な状況に陥りたくはないものです。

相手も自分も、
「孤独の発作を起こすことがあり、
　それに影響されているのかもしれない」
と認めていくことがまずは、
大事なようです。