■2020年11月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
多くの人が、 話を聞いてもらいたいと思う相手、 相談にのってもらいたいと思う相手とは、 適切な方向付けをしてくれる相手だと信じている。 だからこそ、相談を持ちかけられれば、 何らかの指示や教訓を与えようと、 一生懸命になる。 しかし、 あなた自身が話を聞いてほしいと思うのは、 そういう人だろうか? 何かを相談した時、 「だから君の~が問題なんだよ」 「君は~を心がけねばならない」 などとお説教をする相手に、 本当の悩みや解決しがたい問題を 相談したいと思うだろうか? このあたりの思い違いが、 子どもと心を触れ合わせることができない 親をつくっているのである。
まゆの感想
誰から相談された時など、
すぐに解決策やアドバイス、 こちらの意見を言いたくなりますよね。 それを求められているのだろうと、思って。 もちろん、ほとんどの人は善意で。 このやり方で、相談してきた人が 素直に聞いてくれる場合もありますが、 「うーん、でもなあ…」 「言われなくてもそんなことはわかってる。 それができたら、苦労しないよ」 「あなたの意見を聞きたいわけではない」 「やっぱり、わかってもらえないか…。 この人に相談するんじゃなかった」 などと、内心は思う人が多いように思います。 誰かの悩みや苦しみ、辛さに耳を傾けることは、 忍耐力がいるし、こちらの思いや意見は、 どうしても言いたくなるので、 それをおさえるには労力もいります。 そんな忍耐力や労力は使いたくないので、 ついつい相手の相談を聞くとすぐに 何かを言いたくなってしまうのですね~ 鈴木さんは、こんなことも言っています。 「誰でも自分を否定されることを好まない。 自分を受け入れてくれることを望んでいる。 自分が受け入れられていると感じた時、 自分が愛されていることを実感し、 自力で問題解決の糸口を探し、 人生の中で成長していく」 相手の相談内容よりも、まずは、 相手を受け入れること、それが、 大切なのかもしれないなあ、 と感じたしだいです。 |
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