■2019年12月27日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
ベストセラー「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)の 中で「人づきあい」について、ユダヤ教の こんな教えが書かれていました。 「10人の人がいるとしたら、そのうち1人は、 何があってもあなたを批判し、嫌う。 そして、あなたもその人を好きにはなれない」 「10人のうち2人とは、 すべてを受入れ合える親友になれる」 「残りの7人は、そのどちらでもない」 この教えを読んで、これまでの自分の人づきあいを鑑みると、 たしかに、これくらいの比率だったような気がします。 クラスに40人の生徒がいたら、好きになれない人が4人、 よく一緒に遊ぶ友達が8人。 ゼミに20人いたら、好きになれない人が2人、 行動を共にする友人が4人。 もちろん、同じ趣味で集まっているクラブ活動などは、 全員と友達になれるかもしれませんが、ここで言う 10人とは、無作為に集まった10人ということでしょう。 ここで問題は、自分がその10人のうち誰に注目するかで、 人生が楽しくなったりつらくなったりするということなのです。 もし、お互いに好きになれない1人を中心に考えてしまうと、 つい「誰とも友達になれない」と考えてしまう。 逆に、親友になれる2人を中心に考えれば、 「友達だらけの楽しい人生」を過ごすことができる。
まゆの感想
なるほど、そういえば、当てはまるかも…
と、自分の体験を振り返って思いました。 10人いると、敵が1人、仲間が2人、それを 周囲から見ているどちらでもない人が7人くらい、 うん、たしかにそんな感じかも、と。 そして、 そのたった1人の敵を何とかしようと悪戦苦闘すると、 自分がイラつくだけでうまくはいかず、それよりは、 残りの2+7人とうまくやっていく方が 楽にやっていけるな、とも思いました。 心理学者のアドラーは、 神経症的なライフスタイルを持った人は、 ○自分を嫌う1人に注目してしまう傾向が強い。 その1人に注目して、「みんなが自分を嫌っている」 と考えてしまう。 ○なにかと「みんな」「いつも」「すべて」という 言葉を使いたがる。例えば、 「いつも自分だけ損をする」「すべて間違っている」など。 そして、このようなマイナス思考をしてしまう生き方は、 「人生の調和を欠いた生き方」と言っているそうです。 マイナス思考で、マイナスばかりに注目すると、 どんなことも悪い方に見えてきてしまって、 それこそ辛く苦しい生き方になりがちですよね。 生きていれば、嫌われることも、悪いこともあるけれど、 同じように、好かれることも、良いこともある。 悪いことより、良いことに目を向けていく… 来年もプラス思考でいきたいと思ったしだいです。 今年も、読んでいただき感謝しております。 本当にありがとうございます。<(_ _)> 来年も、元気になることば、楽になることばなど、 配信していきますので、よろしくお願いたします。 良き年、楽しき年をお迎えくださいませ。 |
|