■2019年10月24日の「今日のことば」■

「今日のことば」

１００点を基準にすると、
どんなに頑張ってもマイナス評価になるが、
０点を基準にすれば、
たいていのことはプラスに評価できる。

和田浩

		出典元	精神科医がつかっている「ことば」セラピー
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	上月 英樹

まゆの感想

小児科医で日本外来小児科学会子どもの貧困問題
検討会代表世話人をしている和田浩さんのことばです。

自分にも、他人にも、知らず知らずに、あるいは意識して、
１００点満点の完璧を求めたり、
１００点満点を基準にしがちです。
そうなると、見えてくるのは、
「ここまでできない自分は、ダメ、マイナス」
「こんなこともできない人は、ダメ、マイナス」
と、どうしてもなりますよね…
だって、１００点満点なんてなかなかとれませんし、
仮に何度かとれたとしても、それが続きませんもん。

でも、０点から見たら、確かに、
たいていのことはプラスですよね～
なかなか０点からは見られませんが。

この本の著者の精神科医の上月さんは、
うつ病の回復過程にある人たちに、こう語りかけるそうです。
「まだ仕事への意欲が出てこない」と沈鬱な表情で
繰り返す方に、
「ここに来られたときは、眠れず食べられずで、
　仕事のことはまったく考えられなかったのだから、
　だいぶよくなっていますよ」と。

また、自分自身も「まだダメだ」などと、
完璧主義が顔を出したときに、つぶやいているそうです。
私も、完璧主義的なところがあるので、
このことばを、つぶやいていこうと思います（笑）