■2019年08月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「私は私、人は人」と思えていますか? とても容姿に恵まれているのに、 「人と比べてダメだ」と思ってしまったり、 とても優秀なのに、勝手に相手の視点に立って 「(○○さん)はボクのことをダメだと思っている」 などと考え、まったく自信が持てない人がいます。 そういった人によくあるのが、 「自分と他人の間にある適切な壁の問題」です。 自分が自分であるために 「私は私、相手は相手」という適切な壁が人には必要です。 この壁がないと、人の感覚が次から次へと 流れ込んできてしまいます。 そして自分の視点ではなくて 他人の視点で物を見て、相手の感覚を勝手に感じ、 それで物事を判断してしまうのです。 だから「○○さんから見たらボクはダメだ!」と、 相手の目線で自分を低く評価してしまいます。 壁が低いと「○○さんと比べて私なんかかわいくない!」と 他者の視点から比較して卑下してしまうのです。
まゆの感想
大嶋さんは、さらに
「この「人と自分の間の壁が低い人」の特徴は、 たとえ人から褒められても、それを素直に受け取れず、 最低な評価をする人を探して、その評価が “現実”だと思ってしまうということです。 他人との間の壁が適切な高さだったら、 他人から何を言われても、「私は私」と思うことができ、 否定的な評価を壁で防御することができます。 でも、壁が低い人は、周囲からの自己否定的な感覚が いつも流れ込んでいる状態のため、 「この状態が現実」となって、低い評価こそが 「本当の自分の評価」と思い込んでしまうのです」 と言っています。 「私は私、人は人」という壁が低い人は、 悪い評価を自ら集めやすく、そして貯めやすく、 それを自分の評価と思い込み、自分を追い込んだり、 自信をなくしたり、していきがちだということです。 自分の評価は、いろいろな意味で気にはなりますが、 あまりに左右されると、身動きとれなくなります。 何をやっても必ず何かを批判的に言う人はいますし、 周囲の人は、事実関係より、その人の価値判断で 好きなことを言っていることも多いからです。 その誰かの言っていることばかりを受け入れていたら、 自分のやりたいことはどんどん出来なくもなります。 周囲の人の評価が気になるとき、振り回されているとき、 「私は私、人は人」という観点で、 今一度考えてみるとよいように思います。 |
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