■2019年05月21日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
弁護士になりたかったけれど、司法試験に受からずあきらめた。 憧れの女性との恋が実らずあきらめた。 そういった、過去にあきらめたことを、今も引きずっていると、 いつまでも後悔の上に立っているような後味の悪さを感じながら 生きていかなければなりません。 そして、やりたくない仕事を任されたときに 「こんな仕事、したくなかったのに…」と否定的になったり、 「好きなことを仕事にできなかったからつらいんだ」と 勝手な自己分析をしてしまいます。(略) 冷静に考えると、希望の職業に就けたとしても、 上司や部下に恵まれないとか、過酷な労働環境で 働かなければならないこともあります。 どんな選択をして、何をあきらめてきたとしても、 今いる場所は、あなた自身が歩んできた先にあったのです。 ですから、過去の自分があきらめたことを、あきらめる。 言い換えるなら、現在の自分を受け入れることが大切なのです。
まゆの感想
過去にあきらめたことを、
「あのとき、ああしていたら、こうしていたら…」 「もう少し、ああしたらよったのに、こうしていれば…」 などと、ふと思い返すことがあります。 するとなんだか、後悔や悔しい思いがわいてきて、 自分を責めたりしてしまいがちです。 でも、おそらく… そのときには、そのときの事情があったのです。 そのときには、そのときの苦しみがあったのです。 その道を選ばざるを得ない状況があったのです。 今からみたら、自分を責めたくなりますが、 そのときの自分は、自分なりに必死で生きていたと思うのです。 未熟だったのか、甘えがあったのか、考え過ぎだったのか、 逆に考えすぎなかったのか、努力が足りなかったのか、 あきらめが早かったのか、いろいろ理由はあるでしょう。 でもきっと、必死だったのです。 今、どう思おうが、過去はどうしたってやり直せませんから、 そんな自分を責めるより、過去にあきらめたことに執着するより、 切ない過去もあるでしょうが、それはそれとして、 それもまた自分の人生だとと受け止めた方が 生きやすいようと思うのです。 |
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