■2018年09月14日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
自分と他人は違うのだから、伝わらなくてあたり前。 説明しないと、伝わらない。 そういう前提で考えたほうがいい。 だから、 共通に理解しあえるところまで深く掘り下げて、 伝えていくために「論理的に考える」ことが 必要になってくるのだ。 結局、「論理的に考える」とは、 他者を尊重するということになる。 相手の立場を尊重したり、相手の立場に立ったりするから、 相手にもわかるように論理的に考えて 説明しようと思うのである。 決して相手を言い負かしたり、 自分の立場を押しつけたりするために、 論理的な考え方が存在しているのではないことを 覚えておかなければならない。 自分と相手はそもそも違う。 だれ一人、同じ人間はいない。 だから、共通の物差しを探し、歩み寄る。 論理的に考えることは、相手に対する優しさの表れである。
まゆの感想
「論理的に考える」などと言われると、
理詰めで考えなくちゃ、つじつまが合わないと突かれる、 感情を排除しなくちゃ、などというようにむずかしく、 理屈っぽい感じを持ちがちですが(私だけかな) そういうことではなく、相手に対しての尊重や優しさのため、 でもある、ということなのですね。 ディベートと違って、勝ち負けの世界ではもちろんなく、ね。 論理的に考え、論理的に話すなんてなかなかできませんが、 「自分と相手はそもそも違う」ことを前提に、 「お互いが理解できる物差し」探しをする、 と考えてみるといいそうです。 まずは、ここから、ということでしょうか。 そして、それをうまく伝えるためには、 自分の言いたいこと、わかってほしいこと、また、 相手の言っていることなど、「文章に書いてみる」 つまり可視化するとよいそうです。 日本人は、伝え方下手と言われます。 「あうんの呼吸」「空気を読む」「気を利かす」 (最近は「忖度」もかな) ことが大事と言われつつ、育ってきましたので、 それが自然と身についていて、 「違っていても、互いに理解しあうのが当然」 「根はいっしょ」「言わなくてもわかる」などと、 勝手に思い込んでいるようなところがあり、 伝えることを積極的にはしてこなかった、からです。 しかし最近は、それでは伝わらないことが多くなってきて、 はっきりと伝えないとわかってもらえない、 相手の基準で話さないと伝わらない、ことも多いと感じます。 「論理的に考える」ことも取り入れていくことも大切と思います。 |
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