■2018年07月30日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
的を用意することは、男子の小用便器周辺への 尿の飛び散りを防ぐ場合にも役に立っている。 便所によってはさまざまな工夫がなされており、「一歩前に」とか 「きれいに使用して頂きましてありがとうございます」などの ラベルが張ってあるところもあるが、 尿の飛び散りはなかなか効果をあげていない。 しかし、 単に便器にダーツの的のようなものが描かれている場合、 これは案外便所の美化に効果があるようである。 的があると、無意識のうちに狙いを定めて 尿を飛ばす傾向があるからである。 的があると、無意識のうちに狙いを定めて尿を 飛ばす傾向があるからである。 ゲーム感覚になるのかもしれないし、 当たればそれだけ自己効力感も高まると言える。 実際、オランダのスキポール空港の男子小便器に的を 描いたところ、飛び散りが80%減少し、 清掃費が20%削減されたという。
まゆの感想
「的」があることは、
人を動かすのに、大きな効力があるとか… その実例が上記の話になります(笑) 少なくても、 「尿を飛び散らさないように、掃除が大変ですから」 「一歩前に」などと何度も言われたりするより、 「的」があった方が、はるかに効果はあるようですね。 「的」は、例えば、 神社などで素焼きのかわらけ(陶器の一種)を投げ、 厄除けや開運を祈念することもあるように、 昔から、願掛けの成就や目標を象徴していて、 これに当たることは、「幸運を意味している」と 思う気持ちがあるようです。 ですから、ただ投げるだけだと勝手に投げ、 自己効力感は得られないけれども、 的に当たれば神頼みがある程度達成されたと、 当人も満足することができる、ということです。 同じような意味合いで、 自ら、目的を持ち道筋を立てることや、 組織では、目標の明示と具体的な方法を明示することなど、 「標的をはっきりと示す」ことは、 人を動かす効力があるそうです。 |
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