■2018年06月25日の「今日のことば」■
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![]() 「人にめいわくをかけてはいけない」とか 「駐車場は所有者以外、使ってはならない」とか、 そういったルールが社会運営上、有用なことは確かです。 けれども、 「絶対守るべきだ、守らないヤツは ゴミのような連中であり、攻撃しても構わない」 ということもあり得ない。 もし自分がルール違反により不利益を被っているのなら、 必要最低限の手続きを通じて温和に解決を図れば良いのです。 そこに、相手への敵意が伴ってしまうと、 それは、単に不利益を退けようとしているのではなく、 ルールに従う、そして従わせることによって、 自分の価値や正しさを支えようとするという、 精神的脆弱性のほうが問題になってしまいます。 誰もが自分と同じ距離感で、 ルールと接しているわけではないのです。
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ルールを守らない人をみると、こちらがイライラして、
こちらの心身にダメージをもたらします、気になって。 そして、どんなにこちらがイライラしても、 相手は振る舞いを変えませんし、 こちらの感情など慮ってなどくれませんから、 さらにイライラがつのりがちになります。 例えば、ゴミの分別をちゃんと守らない人に対して 腹を立てると、そのことに対して敏感になりいつも気になり、 イライラして、相手に対して敵意さえ持ちます。 しかし、毎回「けしからんっ」と怒り、自分を苦しめつつ、 「ちゃんとしない人々」を軽蔑し続けるだけでは、 問題は解決しないと、小池さんは言います。 本当に、そうですよね。 では、どうしたらいいか。 「腹を立てる」というムダなことはやめて、 みんながゴミを分別したくなるような仕組みを考えたり、 分別しない家から別料金を徴収するとかの仕組みをつくったり、 するほうが、建設的だと言います。 そして、こんなことも。 「この世の中は、ルールをきっちり守ろうとする人、 どっちつかずの人、はみ出してしまう人がいて、 どれもバランスよく存在しています。 そしてそこに「ゆとり」が生まれます。 実は、世界中を「キッチリ」にすると息苦しくなるので、 いろいろな人が存在しているのです。 いろいろな人がいるのでルールは、 誰もが同じ感覚で接しているわけではないことを、 覚えておいた方がよい」 と。 ルールとの距離感は、個々人で違うのですね。 と、話は少しズレますが、今回のワールドカップでは、 日本が始めた「試合後のゴミ拾い」活動が、 他の国にも広まっていると放映されていました。 いい活動が国を超えて広まるのは、なんかいいですね。 |
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