■2018年01月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
サツマイモの「山田サツマ(仮称)」という品種がありました。 食材宅配サービス「オイシックス」の、 菅美沙季(かんみさき)さんは、悩んでいました。 その売上げを、どうやってアップさせるか。 とびきりおいしいのですが、やはりサツマイモはサツマイモ。 実力はあるのですが、そこまで差がつくほど売ることは無理でした。 「山田サツマ」 というサツマイモの品種名。 菅さんは悩んだあげく、チームの皆で議論して 品種名で出すのではなく、ニックネームをつけたのです。 「生キャラメルいも」 とろけるような味わい、しっとりなめらかな舌触りを、 ずばり言い当てたネーミングでした。 これは買い物をする主婦の「好きなこと」です。 主婦が大好きな「生キャラメル」というコトバを ネーミングにすることで、ぐっと買いたくなる度を上げました。 なんと売上げが10倍に。 通販で2年連続、最高金賞になったのです。
まゆの感想
「あらぁ~なるほど食べてみたくなるわ~」と思いました(笑)
ネーミングひとつ、伝え方ひとつでこんなにも、 違う印象になるんですね。 また、こんな事例も書かれていました。 カーナビをメーカーに納入している、とある下請け会社。 このメーカーの条件が厳しく、毎年値引きされていました。 困り果てた社長は、高価格の商品を このメーカーに提案することにしました。 そして、こう提案したそうです。 「高価格のハイスペックモデルをつくりませんか?」 これに対してメーカーの答えは「ノ-」。 下請け会社の社長は困りましたが、もう一度提案するために、 考えに考え、自分の求めているそのままを言うのではなく、 メーカーのビジネスをよく研究し、相手のことを十分に想像して、 今度はこう言ったそうです。 「御社のフラッグシップモデルをつくりませんか?」 言った社長も緊張したそうですが、 そのメーカーの部長は、 「そう、そんな提案を待っていたんだよ!」 と、膝を叩き契約となったそです。 このメーカーには、フラッグシップモデルがなかったからです。 もちろん、商品の中身は、以前に提案したものと同じですが、 この言い方を変えただけで、契約にいたったということです。 なるほど、相手の望むことを考え想像して、それに合わせて、 言い方を変えて、こちらの提案を通す…すごいですね~ 言い方ひとつ、しっかりと覚えておきましょう(笑) |
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