■2017年08月09日の「今日のことば」■
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![]() ふだんの大人の目線で見ているとわからないことでも、 子どもの目線まで下りるとわかることがあります。 たとえば、幼稚園に遅刻しそうなのに、 子どもが玄関に座ったまま動かないとき。 ママからすると、ただダラダラ、グズグズしているだけに 見えるかもしれませんね。 「早くして!」って叱りたくなるシチュエーションです。 でも、すっとしゃがんで子どもと一緒の目線になってみると、 実は玄関の床にアリが迷い込んでいて、食べ物を運んでいるのが おもしろくてじーっと観察していただけかもしれません。 子どもにとっては、大きな発見ですよね。 そんなとき、ママが、 「あら、アリさん見つけたの。すごいわね。じゃあ、 アリさんたちを外に出してあげようか?」 なんて言えば、 「うん、行く!」 ってさっさと靴を履いて外に出ていきますよ。 子どもが玄関に座り込んでいる理由を知ろうともしないで、 「グズグズしないで、早くして!」 と言って通り過ぎてしまったら、そのひと言で、 子どもの好奇心も自主性も失われてしまうかもしれません。
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尾木さんは、さらに、
「子どもの話は、立ったままじゃなく、しゃがんで聴いて。 「同じ目線」って大切よ」 と言っています。 「同じ目線」って、大切だなぁと思います。 子どもだけではなく大人も。 大人の場合は、「同じ立場目線」かもしれませんが。 先日、仕事でこんな場面に遭遇しました。 打合せ時に、上司が部下を罵倒したのです。 「言ってあったろう、何回言えばわかるんだ、 違うだろ内容が、このたこっ、何やっていたんだっ!」 打合せしていた他の5人のメンバーは、 凍り付き、とても気まずい思いになりました。 その部下の元で、仕事が進んでいたからです。 結局その場は、仕事の内容と進行状況の確認をし、 なんとかおさまったのですが、あとでその部下が、 「部長は、仕事が自分のペースで進まないとああなるんです… 説明しようとしても「早く話せ」と、急がされてしまうので、 ちゃんと説明もできずに、半端になってしまい… いろいろな事情も聞いてもらえないので、 すいません、イヤな思いをさせてしまって」 と、謝りつつこう話してくれました。 部長には、自分目線しかないようでした。 一方的な自分目線だけでは、それ以外は何も見えず、 回りの状況もわからず、子どもも部下も言いたいことも言えず、 縮こまってしまって、自由な発想もいい仕事も、 なかなか出来なくなってしまう…そう思いました。 日常生活でも、ついつい自分目線だけになってしまい、 イライラ、ムカムカして、なにやってんの? 早く早くなんて言ってしまいがちですが、 余裕がないなぁ、いかんなぁ、相手の立場に立ってみよう、 もう少し大きな気持ちをもとう、と思ったしだいです。 |
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