■2017年07月10日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「ダメ」と「早く」は、実は、子どもに言っては いけない二大タブーの単語なんです。 どうして言ってはいけないのか。 それは、こういう命令口調は、子どもから、 自分で考える余地を奪うからです。 それでは、子どもが「指示待ち族」になってしまいます。 そうではなくて、むしろ子どもが自分自身で主体的に考えて、 自分で決めなければならない状況リードしていくこと、 相手の自主性に働きかけるような「声かけ」が大事です。 そのための決め言葉は、「いつ?」です。 宿題もやらずに楽しそうに遊んでいたら、 「楽しそうだね、今日、宿題はどうなの?」「あるよ」 「その宿題、いつやる予定なの?」という具合です。 焦って、「今、やりなさいよ」とは言わないのです。 「いつ?」と、予定を聞くことは、 予定を立てる主体が、相手に移ることになり、 相手は、自分で決めなければならなくなります。 自分で決めたことは自己責任が伴うので、自分でやろうと、 コントロールする力、つまり自律的生活も身につくのです。
まゆの感想
例えば、
「いつ、勉強するの?」 「うーん、この本、この区切りまで読んだらやるよ」 などというような感じだそうです。 そして、これは仕事でも役立つ方法で、 「これ、いつやる予定?」 「明日出勤したらすぐにやりますよ、最優先にやります」 など、たずねた相手に決めてもらう方が、 「早くやれよ、明日一番でな」などと言うよりも、 ずっと気持ちよく責任持って遂行される可能性が高くなる、 と言っています。 ただしこのとき、問い詰めたり、命令口調、訊問ではなく、 あくまで相手の予定や「いつ」を聞くという姿勢で 聞くことが大切だそうです。 相手に、それが子どもであっても、 きちんと予定を聞いてみること、大切なのだなぁ、 確かに自分で決めれば、人に言われてやるより、 はるかに自発的にするな、と思いました。 |
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