■2017年05月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私は自分の目標が半分達成できていれば、 それで十分と思うようにしています。むしろ 「50%の力を出し切ることができて、ありがたい」 と感謝をします。 これは私が年齢的に「無理がきかない」という 理由も大きいかもしれません。 ですが、長年生きてきて得た知恵でもあります。 できた部分については喜び、できなかったことについては 謙虚に受け止め、能力を冷静に把握すること。 私はこの態度を「聖なるあきらめ」と名付けています。 「聖なるあきらめ」で大切なのは、 ただ「あきらめる」のではなく、 「自分の身の丈を知る」ということです。 人は、完璧に何でもこなそうとしたり、 能力以上のことに挑むとき、 苦しくなったり無理が生じるものです。
まゆの感想
シスターの鈴木さんは、さらに、
「5割できればよい」という考え方に対して、 「目標設定が低すぎる」「向上心がない」 と批判的な見方もできるでしょう。 ですが、「人間は完璧ではない」 「自分の能力はそうそう高くない」と、 冷静に自分の力をつかんでおくことも、大事なことです。 もちろん、最初から目標を高めに設定して頑張ることにより、 能力がアップしたり、技術が身についたりというケースも あるかもしれません。 ですが、ずっと続けていると、いつか必ず疲れてしまいます」 いつも100%を目指すと、確かに疲れるし、 また、自己嫌悪に陥りがちなように思います。 「ああ、今日もこれしかできなかった」 「これもあれも、完璧にできなかった」 などと思ってしまって、ね。 それよりは「半分できてよし!」「よく頑張りました」 と思えた方が、明日にむかっての力になるように思います。 もちろん、60%~80%の方もおられると思います。 大切なことは、自分をねぎらえるかどうか、 明日への力となるか、そんなことではないかと思います。 できなかった分は「聖なるあきらめ」で、 できた分は素直に喜んでいきたいと思いました。 |
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