■2017年04月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
なによりも驚いたのが、アメリカ社会の、 「誰もやっていないから価値がある」 「人と違うことに価値がある」という、 ある意味日本とは正反対の考え方です。 実際、日本の大学で助手の口を探していたときには、 ロボット内視鏡を見せても評価されず、 「それより君は制御理論はどれくらいできるんだ?」 という反応でした。 制御理論を教えることができるのなら、 授業に空きがあるので、雇ってもいい、と。 要するに「みんなと同じことができてナンボ」の発想なのです。 結局、このアメリカ行きによってわたしの研究人生は一変しました。 研究者としてだけではなく、人生観そのものが変わったといっても 過言ではありません。
まゆの感想
生田先生は、
○「みんな」がやっているものには手をださない ○「みんな」がやっていないからこそ、 そこに可能性を見出し、チャレンジする という考え方で、医用ロボットや生体医用マイクロ・ナノマシンと いった風変わりな研究に取り組んできたそうです。 そのほうが、誰かと競うこともなく、ルールも自分で決められるし、 自分の好きなようにアイデアを巡らせることができ、 好きなようなものを作ることができるから。 そしてこのような研究を最初に認めてくれたのが、 アメリカだったということです。 ビジネスの世界では、ライバル同士が血で血を洗うような 闘いを繰り広げる市場のことを「レッド・オーシャン」と呼び、 競争相手のいない新しい市場のことを「ブルー・オーシャン」と 呼ぶのだそうです。 そして「ブルー・オーシャンを探せ」という闘いもあるそうですが、 生田先生は、そんな探す闘いをするより、 自らの手で「つくる」ものだと言っておられます。 「ブルー・オーシャン」を作っていく… すごい発想ですね~ 小さいことばかりぐちゃぐちゃ考えてちゃいけませんね(笑) |
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