■2017年02月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
自分が好きなことをやり、豪放な人生を送った 本田宗一郎ですが、彼は亡くなる直前の真夜中、妻に 「自分を背負って病室の中を歩いてほしい」 と頼みました。 宗一郎の妻は、点滴をぶら下げた彼を背負い、 ゆっくりと歩いて回ったそうです。 そして宗一郎は「満足だった」 という言葉を残して亡くなりました。 彼の親友でもあったソニーの井深大は こう述懐しています。 「外で好き勝手なことをやっていられたのも、 本田さんがいつも奥さまに心から甘え、 頼っていらっしゃったからでしょう。 最後まで奥さまに甘えることができた本田さんは、 本望だったろうと思うのです」 そして本田が最後に妻に望んだのは、 背負ってもらうというスキンシップでした。 人は、言葉以上に肌の触れあいを求める生き物です。
まゆの感想
このようなエピソードを知らなかったので驚きました。
そして、奥さまの懐を深さ、器の大きさが、 本田宗一郎氏を支え、仕事もそれ以外でも、 満足や幸せを感じさせたのだと思いました。 そしてきっと、奥さまも、最後には、 同じように感じていたのではないかと思います。 なかなかこんなふうにはいかないものですが、 いろいろな意味でのスキンシップは 大切にしていきたいな~と思いました。 このスキンシップについて、文中にも出てきた ソニーの井深大氏は、こんなことも言っておられます。 「働くおかあさんたちは、出かける前に、 子どもを8秒間抱きしめてあげなさい」 そうだね~と思いましたが、同じように、 おかあさんもおとうさんも、そうできたらいいな、 とも思いました。 |
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